埼玉県って住みやすい?

埼玉県は都心への交通アクセスが良い上に治安も良く、静かに暮らせるなどメリットが豊富な町です。本記事では埼玉県の住みやすさについて解説していきます。

■埼玉県の魅力
・東京都内と比べて家賃や物価が安い
埼玉県の土地の値段や固定資産税は、東京都比べると安いでしょう。賃貸物件の場合、同じような広さや設備の物件でも1万円以上東京より安く借りられます。一方、東京で賃貸物件を維持、管理していくためには、家賃を高く設定して回収するしかありません。逆に、高い家賃を払ってでも東京に住みたいをいう人が多いことが、金額が高い要因の一つとして考えられるでしょう。

・交通アクセスが優れている
埼玉県内にはJRを中心に様々な路線が整備されており、交通アクセスに優れています。京浜東北線を使えば東京駅や浜松町駅などの都心エリア、埼京線を使えば池袋や新宿などの副都心エリアへも乗り換えなしで行くことができます。更に大宮駅からは新幹線が利用でき、出張や旅行の移動に便利です。

・大型ショッピングモールが充実している
埼玉県内には大型ショッピングモールが多数点在しています。特に越谷市にある『イオンレイクタウン』は日本一大きなショッピングモールとして知られ、22万4千㎡の広大な敷地に700店舗以上のテナントが営業しています。

・都会的であり、自然も豊かで住みやすい
東京都内並みの買い物環境が整っている一方で、自然が感じられる公園や農地も多く残っています。埼玉に海はないですが、川の数は日本一多く、長瀞でのアクティビティや、荒川河川敷ランニングコースなど身体を動かすのが好きな方におすすめです。

・自然災害が少なく安心して暮らせる
埼玉は自然災害が少ないと言われており、地盤が強い地域が多いことと、津波の心配がないことが主な理由とされています。

・有名なスポーツチームがある
サッカーの浦和レッズや大宮アルティージャ、プロ野球の埼玉西武ライオンズなど、埼玉を拠点としている有名なスポーツチームがあります。埼玉スタジアム2002やベルーナドーム(西武ドーム)など大きな会場があり、スポーツ観戦が好きな方におすすめです。

ここまで解説してきた通り、埼玉県はとても住みやすい街と言えるでしょう。特に、都心へのアクセスが良いのでベッドタウンとして人気です。引越しを考えている方は是非参考にしてみてください。

埼玉県の観光名所ってあるの?

都心からも近く、アクセスも良好ながら観光地としてはあまり知られていない埼玉県ですが、実は魅力的な観光スポットが目白押しです。ここでは埼玉県内でおすすめの観光地をご紹介していきます。

■三峯神社(秩父市)
約1900年前に日本武尊によって創建された秩父三社の一つで、全国的にも珍しい三ツ鳥居の両脇には狛犬ならぬオオカミ像か据えられ、犬神信仰の神社として知られます。パワースポットとしても有名で、境内の御神木が入ったお守りは是非手に入れたいアイテムです。

■川越氷川神社(川越市)
約1500年前、武蔵一宮である大宮氷川神社を分祀したことが始まりと伝わる川越の総鎮守です。素戔嗚尊(すさのおのみこと)を主祭神に五柱の神様を祀り、古くから夫婦円満や縁結びの神様として信仰されています。多彩な縁結びのお守りも人気で、7月7日〜9月30日には境内に色鮮やかな江戸風鈴が2000個以上掛かる縁結び風鈴も開催されています。

■ムーミンバレーパーク(飯能市)
2019年にオープンした日本初となるムーミンの世界観を体験できるテーマパークです。ショップやレストランが集まる『はじまりの入り江』、アトラクションが楽しめる『ムーミン谷エリア』、常設展や企画展、ワークショップが開催される『コケムス』、アスレチックやツリーハウスなどがある『おさびし山エリア』の4つのエリアに分かれており、それぞれ違った楽しみ方ができます。

■角川武蔵野ミュージアム(所沢市)
2020年11月にオープンした図書館×美術館×博物館が融合した文化複合施設です。館内はリアルとバーチャルを織り交ぜた展示が並んでおり、見応え抜群です。特に約3万冊の本を収容する高さ約8mの巨大本棚に囲まれた本棚劇場は圧巻です。その他にもワンダーなモノが集まる荒俣ワンダー秘宝館や、日本のアニメ文化を独自の切り口で紹介するEJアニメミュージアムなど、バラエティ豊かなラインアップで大人から子どもまで楽しめるスポットです。

■チームラボどんぐりの森(所沢市)
2020年武蔵野樹林パーク内の常設展示として誕生した、アート集団・チームラボが手掛ける『チームラボ どんぐりの森の呼応する生命』です。落葉紅葉樹の森の中に、卵型のオブジェovoid(オーボイド)を配置しており、オブジェが倒れると音色を響かせながら自立すると同時に周辺のovoidも呼応して音色が広がっていくという不思議な体験を楽しめます。夜はovoidそれぞれが光り出し、昼間とは違う現像的な雰囲気となり、デートにおすすめです。

■時の鐘・菓子屋横丁(川越市)
小江戸川越を代表する2代スポットの時の鐘、菓子屋横丁です。寛永4年に川越城主の酒井忠勝が建てたのが最初という時計台『時の鐘』は、現在明治27年に再建された4代目になり、今も1日4回、鐘の音が町に響き渡ります。また石畳の道に駄菓子屋や漬物店など約20軒が連なる『菓子屋横丁』では、川越名産のさつまいもを使ったお菓子などを食べ歩くのも人気です。

■三井アウトレットパーク入間(入間市)
関東最大級のアウトレットパークで、アパレルやスポーツ、アウトドア、家具、生活雑貨などのショップに加え、グルメスポットまで約200店舗のバラエティ豊かなショップが並びます。敷地内には、森や動物をモチーフにしたオブジェやベンチが配置され、寛ぎながらゆっくりと買い物できるのも魅力です。

■埼玉スタジアム2002(さいたま市)
アジア最大級・日本で最大のサッカー専用スタジアムです。主要施設であるサッカーグラウンド『埼玉スタジアム2002』の他、水の広場、もみの木広場、ちびっこ広場と、四季折々の草花が憩いと安らぎを与えてくれる公園も整備されています。

■さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)
国際級のスポーツイベントやコンサートを開催する大型アリーナです。可動式空間移動システムを採用しており、ステージはメインアリーナ、コミュニティアリーナ、スタジアム、ホールの4つに変化し、最大3万7000席が使用できます。隣接の『けやきひろば』では季節ごとに様々なイベントを開催しており、フリーマーケットやマルシェなどバラエティ豊かな催しがあるので、訪れる際はチェックすることをおすすめします。

埼玉県で多い仕事の種類は?

埼玉県で仕事探しをする上で、転職情報を把握しておくことは必要不可欠でしょう。本稿では埼玉県にはどのような職種の求人が多いのか一部をご紹介していきます。

まず埼玉県内の求人は、さいたま市、川口市、川越市に集中しており、県庁所在地であるさいたま市は特に求人が集まっています。次いで、東京都へのアクセスが良い川口市、川越市、熊谷市、所沢市も求人が多く立地や交通の便が多い地域に企業が集まりやすいようです。

■求人数が多い職種
埼玉県の求人は、技術職、営業職の求人が多く、特に電気、電子、機械、自動車の製造メーカーの求人が多くを占めています。埼玉県内で転職を考えている方で、上記の職務経験がある方は転職先を絞ってリサーチすると効率の良い転職活動ができるでしょう。
営業職は直近は細分化されて求人化されている傾向があり、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスといった職種で求人が公開されている場合がございます。
聞きなれない方もいるので各職種についての説明を参考にしてください。

※インサイドセールスとは何か?

※フィールドセールスとは何か?

※カスタマーサクセスとは何か?

■高収入を狙える業種
埼玉県内で高収入の転職を希望するなら、サービス系、IT・通信・インターネット系の業種を選ぶことをお勧めします。ただし、給料が高いということは求められるスキルや経験の質も高くなるため、自分の経験と求人内容をよく照らし合わせることが大切です。

■農業を始める制度や環境が整っている
埼玉県は、年間を通じて晴れの日が多く、降水量も全国で8番目に少ないため、農作物を育てるのに最適な環境です。埼玉県では農業に適した環境を活かすために、就農支援として様々な制度を実施しています。例えば、各市町村に就農相談窓口を設置していたり、相談会やセミナーの実施、就農予備校での学習することが可能です。そのため就農を目的とした移住者が増えています。
農業の始め方がわからない方も多いと思いますので始め方を参考にしてください。

※農業を始めるには

このように埼玉県で仕事を探す場合、様々な選択肢があります。埼玉県へ移住、転職を希望している方は、自分のスキルや経験を活かせる転職先を選び、安定した基盤を整えましょう。

埼玉県と東京都の違いは?

電車や交通の利便がよく、東京で働く場合にもオフィスと自宅を行き来しやすい埼玉県ですが、東京都と埼玉県は違うところだらけです。

東京都と埼玉県を比較するポイントとして、利便性や交通網が比較されがちですが、住むことに重きを置くと一番の比較材料は土地の値段でしょう。東京都と埼玉県の土地の値段を比較するには都心部と郊外で土地の値段が違いすぎるため難しいですが、埼玉県の平均坪単価は15万円ほどに対して東京都の平均坪単価は109万円となっており、土地の値段は雲泥の差があります。

ここからは東京都と埼玉県それぞれの特徴を見ていきます。
■東京の土地の特徴
東京に住んでいて一番良いところというと利便性が良いことではないでしょうか。実際に東京に住むと車を持つ必要がないほど電車やバスなどの交通網がしっかりしており、どこへ行くにもアクセスに困ることはありません。加えて飲食店が揃っている、大きな商業施設や路面店も豊富でショッピングにも困らないなど生活に困ることはありません。

■埼玉の土地の特徴
東京と対照的に埼玉では、都心部には電車で数十分、場所によっては一駅で東京に行ける場所もあり、利便性では東京都変わらないと言えるでしょう。実際に埼玉県に住んでいる方からは、埼玉は自然が多く、治安も安定しており、子育てがしやすいという意見が多くありました。また東京より家賃が安いことやアクセスの良さから見ても総合的に住みやすいと言えます。

東京都と埼玉県の違いを比べる材料として、埼玉県に住むメリットを6つ挙げていきます。
・東京都より家賃が安い
・都心へのアクセスが整っている
・公園が多く子育て環境が良い
・大型商業施設が多い
・自然やレジャーが楽しめるスポットが豊富
・災害による被害が少ない

次に埼玉県に住むデメリットを4つ挙げていきます。
・通勤ラッシュを避けられない、また混雑により遅延する頻度が高い
・夏は厳しい暑さになる
・プロパンガスの賃貸物件が多い

以上が東京都と比べた埼玉県のメリット、デメリットです。ご自身がどこを重視し、どこに住みやすさを感じるかが重要で、『都心へのアクセスが良く家賃が安いところが良い』、『子育て環境が整っている街に住みたい』という方は埼玉県がピッタリでしょう。

埼玉県で転職するにはどうする?

本記事では、埼玉県へ転職したいと考えている方に向けて、転職を成功させるポイントを紹介していきます。

埼玉県で働く場合、どのようなメリットがあり、どのようなデメリットがあるのかを事前に把握しておくことは非常に重要です。

■埼玉県で転職するメリット
・首都圏の中では比較的求人数が多い
埼玉県の中では大宮や浦和といった人口が集中している地域では特に求人が多く、首都圏の中でも比較的仕事を探しやすい傾向があります。

・埼玉県の主要産業の製造業へ転職できるチャンスがある
埼玉県は主要産業が製造業のため。モノづくりに興味がある方やメーカー勤務を希望している方にはチャンスが多い地域と言えるでしょう。特に自動車関連産業で知られる企業や工場を埼玉においている企業が多くみられるため、安定した企業で働きたいという方や工場ワークに興味がある方には、仕事を探しやすい環境です。

・情報サービス業が堅調に伸びている
埼玉県は製造業以外にも、情報サービス業が堅調に伸びているため、この職種を希望されている方にとっては、仕事を選びやすい状況にあります。

・東京都内への通勤に比べると通勤ラッシュが酷くない
埼玉県内全体では、車通勤の割合も高いのですが、人口が多い地域になると交通網が発達しているため、電車やバスによる通勤の方が多くなります。電車通勤になると気になるのが通勤ラッシュでしょう。埼玉県はベッドタウンで下れていますが、埼玉県内から東京都内へ通勤することを考えると、県内の移動は通勤時間が短くて済むというメリットがあります。

■埼玉県で転職するデメリット
・東京都心に比べると求人数が少なく、選べる業種は限られている
埼玉県は他県に比べて求人数は多く、選べる業種の幅も広いと言えますが、東京都心と比較すると大きな差があることは間違い無いでしょう。埼玉県内で仕事を見つけるには、限られた選択肢の中から選ばなくてはいけないケースがあることを覚悟しておく必要があります。

・近年、主要産業である製造業の業績が伸び悩んでいる
埼玉県の主要産業は製造業ですが、近年業績が伸び悩んでいる面があり、決して好調とは言えない状況にあります。特に自動車関連産業はそもそもの市場規模が大きいために安定感があるように思えますが、成長性という観点から見た場合、成長が鈍化しているのは否めません。また、製造拠点が海外へとシフトしていく中、これまでと変えわらず埼玉県を拠点として経営を続けていくことができる企業は今後より一層限られていくでしょう。

・情報サービス業の第一線で活躍する企業は都内にあることが多い
業界の第一線で活躍している企業のほとんどが東京都内に本社機能を持ち、都内を拠点としています。そのため、第一線で活躍したいと考えている方にとってはは物足りなさを感じる面があるかもしれません。

・日常の移動手段は車に頼らざるを得ない地域が多い
埼玉県はJR線やその他私鉄の路線もあり、移動手段として電車の利用が便利な地域もありますが、路線から離れた地域も多く、その場合移動手段として車が欠かせません。必然的に車の維持費が発生することになり、コストがかさむことを覚悟しておく必要があるでしょう。

東京都心は人口が多い分求人も多く、転職市場では注目が集まりやすいでしょう、しかし、埼玉県のような東京以外の近隣地域で転職することにもメリットはたくさんあります。埼玉県の産業動向や転職事情などの情報を集め、メリットを最大限に生かした転職を実現させましょう。

埼玉県に就職するってどうなの?

有名企業や大きな企業は東京に集中しているイメージがありますが、実は埼玉県は全国的に有名な企業や全国展開している企業の本社があります。本稿では埼玉県に本社がある有名企業をご紹介します。

■株式会社サイゼリヤ(吉川市)
リーズナブルなイタリアンレストランチェーン『サイゼリヤ』の本社は埼玉県吉川市にあります。元々は1967年に千葉県市川市から始まったレストランで、1997年に埼玉県吉川市に吉川工場を新設するとともに、本社を移転しました。現在は国内外に約1550店舗を展開しています。

■株式会社ちふれ(川越市)
コスパの良い日本の化粧品メーカーである『株式会社ちふれ化粧品』の本社は埼玉県川越市にあります。創業は1947年、三菱石油株式会社が石油事業の停止に伴い、化粧品の製造・販売会社を立ち上げたのがきっかけです。1968年から『ちふれ化粧品』を販売し始め、百貨店や量販店などへ広げていきました。1982年に本社が現在の川越市に移り、川越工場を建設しています。

■株式会社ツツミ(蕨市)
『ジュエリーツツミ』として全国的に有名な宝飾品・貴金属企業『株式会社ツツミ』の本社は埼玉県蕨市にあります。1973年、創業者で宝石職人の堤征二が設立した株式会社堤貴金属工芸が元になっています。蕨市は創業者の地元で、1973年に埼玉地区1号店である蕨店を開業したのがはじまりとされています。

■株式会社カインズ(本庄市)
埼玉県本庄市に本社があるのが、関東を中心に展開するホームセンターの『カインズ』を経営する『株式会社カインズ』です。作業服ブランドの『ワークマン』で知られるベイシアグループの中の企業で、その歴史は1978年に株式会社いせやが栃木県に1号店を開業したところから始まりました。1989年には株式会社いせやから分社、独立する形で株式会社カインズが設立されました。1991年本部を群馬県高崎市に置きましたが、2012年に現在の場所に移転されています。

このように埼玉県に本社を置く有名企業は思うよりたくさんあります。今回紹介した企業以外にもまだまだあるので、埼玉県で就職を考えている方は是非チェックしてみてください。

埼玉県の特徴とは?

かつて武蔵国(むさしのくに)に属し、名高い武将が各地で勢力を争った埼玉県。都心へのアクセスの良さや住みやすさに加え、映画やアニメなどでも話題性が高い埼玉県の魅力をご紹介していきます。

まず、埼玉県の基本情報から見ていきます。埼玉県の面積は約3,798㎢で、全国では39位の広さです。40市、22町、1村から成り、市の数は全国で最多です(2022年3月現在)。県人口は7,332,816人(2022年2月現在)で全国では5番目です。県内で最も人口が多い市はさいたま市、2位は川口市、3位は越谷市です。

次は埼玉県に伝わる文化を見ていきます。
・和同開陳(わどうかいちん)
国内で流通した貨幣の一つで、銀銭と銅銭が製造されました。慶運5年に、秩父で産出した『ニギアカガネ』と呼ばれる自然の銅を朝廷に献上したことがきっかけで『和銅』の元号が名付けられました。

・渋沢栄一
現在の深谷市の出身である渋沢栄一は、明治から昭和にかけて活躍した実業家です。徳川家と関わる一橋家に仕えた後に幕臣として渡欧し、新政権では大蔵省に出仕しました。第一国立銀行を創立し、製紙や紡績、鉄道などをはじめとする大企業の創立にも関与しました。新1万円札に肖像画が採用され話題になりました。

・岩槻人形
美しい絹の着物をまとった岩槻人形は、国の伝統的工芸品に指定されています。さいたま市の岩槻区は、かつて城下町や宿場町として栄えました。徳川家康が日光東照宮の造営に向けて全国から優秀な工匠を集めた際、人形作りに関わる者が移り住んで技術を広めたとされています。

・小川和紙
小川町と東秩父村に伝わる手すきの和紙で、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。特に楮(こうぞ)だけを用いた『細川紙』の技術は、国の重要無形文化財に指定されています。

続いて、埼玉の主な食文化を見ていきます。
・野菜
埼玉県は農業が盛んで、里芋の収穫量が全国1位、クワイや小松菜も生産は全国2位を誇ります。また、埼玉県はネギの作付面積も全国1位、中でも深谷市はブランドネギの生産で知られています。

・狭山茶
甘みと濃厚な味わいが特徴の狭山茶は、入間市を中心に栽培、製造されています。市内の広大な茶畑は、日本百選や市の景観50選に選ばれました。

・草加せんべい
近県のうるち米を使用し、草加市や八潮市などで熟練の職人が主に押し瓦による型焼きで作ったせんべいを指します。草加の周辺では古くから余った米を団子上にして乾燥させた保存食を作る風習があり、後に宿場末で販売したことがルーツとされています。

・川幅うどん
平たく伸ばしたうどんの幅が、最大で10cmに及ぶ珍しいうどんです。平成20年に鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅(2,537m)が日本一に認定されたことにちなみ、名物として誕生しました。

その他に、『小江戸』と称される川越の街並みや、アジア最大級のサッカー専用スタジアムのさいたまスーパーアリーナなどの有名な施設や場所も多く存在します。
都心からの利便性が高く、独自の文化や歴史、豊かな自然も堪能できる埼玉県は、住みやすくベッドタウンとしてとても人気です。是非、埼玉県の魅力を感じに出掛けてみてはいかがでしょうか。

埼玉県ってどういう県?基本情報まとめ

■埼玉県の基本データ
県庁所在地:さいたま市
県の花:サクラソウ
県の木:ケヤキ
県の鳥:シラコバト
県の魚:ムサシトミヨ
気候:1日の気温差が激しい内陸地特有の気候です。快晴日数と猛暑日が多く、1年の平均では共に47都道府県中1位になることがあります。
産業:農業については野菜の生産が盛んで、県内の農業産出額の5割強を占めています。ネギ、里芋、小松菜、ほうれん草などの生産量は全国1位、ブロッコリー、枝豆などは全国2位です。また製造業に関しては、中華麺、化粧水、金属製のサッシやドアなどが全国1位です。更に雛人形、節句人形などの手工芸品も全国で一番のシェアを誇っています。

■埼玉県の人口
7,322,645人(5位/47都道府県、日本の総人口の5.79%)

1位 さいたま市
2位 川口市
3位 川越市
4位 腰越市
5位 所沢市

■埼玉県の面積
3,797,75㎢(39位/47都道府県、日本の総面積の1.00%)

1位 秩父市
2位 さいたま市
3位 飯能市
4位 秩父郡小鹿野町
5位 熊谷市

■埼玉県の人口密度
1,928人/㎢(4位/47都道府県)

1位 蕨市
2位 川口市
3位 草加市
4位 志木市
5位 ふじみ野市

■県名の由来
『埼玉』の由来ははっきりとわかっていませんが、人々に幸福をもたらす神の魂を意味する『幸魂・幸御霊(さきみたま)』が語源になったと考えられています。名称の歴史も古く、奈良時代の書物『万葉集』の中に『前玉・佐伊太万(さきたま)』という記述が残されており、平安時代には既に『埼玉・佐伊太末(さいたま)』に変化していたことも記録されています。
地名の発祥地は『埼玉古墳群』周辺と考えられており、現在でもその地域の住所は『埼玉県行田市埼玉』となっています。

■埼玉県の国宝・重要文化財
埼玉県の国宝 計4件(27位/47都道府県)
・美術工芸品 3件
・建造物 1件(1棟)

埼玉県の重要文化財 計83件(30位/47都道府県)
・美術工芸品 57件
・建造物 26件(55棟)